ロスカットシステム（ルール）

ロスカットシステム：意味

ロスカットシステムとは為替レートの急変などでポジションの評価額が証拠金（保証金）の一定割合以下に下がった場合、自動的にポジションを決済することを言います。「強制ストップロス」と呼ぶところもあります。
この仕組みにより、投資家は預託している証拠金以上の損失を防ぐことができます。ただし、あまりにも急激な為替変動などで取引業者のロスカットシステムによる決済が間に合わず、追加の評価損が発生する可能性もあります。
ほとんどの取引業者は、一定以上の評価損が発生するとロスカットが発生する前にマージンコールにより、投資家に警告が発せられます。ただし、マージンコールのチェックは一日に１度だけで、為替レート急変時にはマージンコールなしにいきなりロスカットシステムが働き、ポジションが解消され評価損が確定してしまうこともあります。

英語表記：Loss cut