外国為替取引では時に為替相場の急変で、損失がかさむことがあります。評価損が一気にロスカットシステムの規定レベルまで達すると、自動的に取引が解消され評価損が確定してしまうことになります。

ロスカット・ストップロスで損失確定

FX取引を行っていると時に為替相場の急変で、マージンコールがかかる間もなく評価損が拡大することもあります。そんなときは、FX業者により名称は異なりますが、「ロスカットシステム」とか「自動ストップロス」で強制的に取引(ポジション)が解消され損失が確定してしまいます。評価損がどのレベルで取引(ポジション)が解消されるかはFX取扱会社によって違いますが、80%以上の評価損でポジション解消される会社が多いようです。

自動ストップロス
(取引会社により
 ストップロスのかかる割合は異なります)

たとえば、証拠金(保証金)として10万円を預託しているとき、評価損80%つまり8万円以上の評価損が発生した場合にロスカットシステムが発生します。1ドル=110円で米ドルを購入していた場合、1ドル=102円まで円高が進むと、ロスカットシステムが発生することになります。
ここまで評価損がかさむと、預託した証拠金の10万円が取引後には2万円弱しか残らないことになります。つまり損失額8万円が確定してしまうのです。