FXの自動売買システムは株取引で使われる指値注文や逆指値注文が利用できます。逆指値注文を使うと損切りを機械的に実行でき、個人トレーダーにも強力なツールです。

FX自動売買で指値・逆指値も自動化

指値注文、逆指値注文

FX取引業者の大部分が提供しているFX取引自動売買システムの基本的な使い方は株取引でもよく使われる指値注文です。
例えば、「1ドル=109円の時、105円まで円高ドル安に為替が動いたらドルを買う」というようにポジションを建てる注文を設定するのが指値注文と呼ばれるものです。
反対に、ある値段まで為替レートが動いたときに売り注文を出すのを逆指値注文(ストップ注文)と呼びます。「1ドル=110円でドルを買ったんだけれど、1ドル=108円まで円高ドル安まで為替相場が動いたら、ドルを売って損切りしたい」場合に使えます。
ポジションを持つ注文を出すのを指値注文と呼び、今持っているポジションを解消するのを逆指値注文(ストップ注文)と覚えてください。
(FX取引では売りポジションを持つことができます。売りからはいる場合も指値注文と呼びます。)

損切りが苦手な人には、この逆指値注文(ストップ注文)は良いツールです。あらかじめ、自分でどれくらいの水準で損切りするかを決めておき、その条件をストップ注文に設定するだけで損切り設定ができてしまいます。
これを設定しておけば、たとえ為替マーケットをチェックできない時に為替相場が大きく動いても損失の拡大を防げますし、決断を躊躇して損切りタイミングが遅れ損失が拡大することもありません