FXでキャピタルゲインもスワップ金利もGET
FXで利益をあげるには、2種類の方法があります。
一つはいわゆる相場の変動によるキャピタルゲイン(為替差益)です。もう一つは外貨を保有していることで得られるインカムゲインです。FXにおけるインカムゲインはスワップ金利と呼ばれる、二つの通貨間の金利差によって得られる金利です。
図に示すように1ドル=110円の時に証拠金(保証金)10万円を預託し、米ドル1万ドル分を買い建てたとしましょう(ドルロング)。貴方の予想通り円安ドル高が進み1ドル=115円の時に買い建てていたドルを決済した場合(A)、キャピタルゲイン(為替差益)として1万ドル×(115円−110円)=5万円の利益を得られます。その上購入から決済までの期間売った通貨(円)と買った通貨(米ドル)の金利差分に当たるスワップ金利を受け取れるのです。ただし、高金利通貨を売って低金利通貨を買い建てると逆にスワップ金利分を支払わなければなりません。
一方貴方の予想が外れて、円高ドル安が進み1ドル=105円の時に損切り決済をしたとしましょう(B)。すると1万ドル×(110円−105円)=5万円で5万円の為替差損が発生します、ただしこの場合もスワップ金利は受け取れます。
キャピタルゲイン(為替差益)の方が短期間に利益を得られ有利のように思われますが、スワップ金利も日本の預貯金金利と比較するとかなり魅力的です。また、キャピタルゲイン(為替差益)を狙った短期売買はうまくいけば10万円の自己資金に対して5万円以上の収益を得られることもあれば、為替が反対に動けば自己資金は半減してしまうこともあるというリスクの高い取引です。
一般にキャピタルゲイン(為替差益)を狙って外国為替証拠金取引を行うのは、短期売買を繰り返す半ばプロのデイトレーダーと言われます。もう一方のスワップ金利を狙い長期スタンスで外国為替証拠金取引をするのは個人トレーダーが多いと言われています。最近は、インターネットの発達で、個人でもオンライントレードによりプロ顔負けのデイトレードを実践されている方が増えています。
関連情報リンク
キャピタルゲイン(為替差益)
キャピタルゲインとは、為替差益によって得られる利益のこと
スワップ金利/スワップポイント
スワップ金利とは、各通貨間の金利差のこと
インカムゲイン
インカムゲインとは、保有していることによって得られる配当金や金利のこと