2007年1月版の為替相場中期予想を掲載します。日銀が金利を引き上げても円ドル為替相場は比較的穏やかな変動に止まるのではないでしょうか。

為替相場予想(2007/1月版)

日銀は2006年12月の利上げを見送りました。しかし、「1月にも利上げを実施」というマスコミリークなどで早期の利上げを目論んでいます。日本は企業景気の拡大は続いていますが、消費者物価や賃金は抑制されており、日銀の利上げもゆっくりとしたものになると思われます。

各国通貨の中期展望

中期的な為替動向を展望します。
比較的安定した日本の経済動向より、米国などの経済指標、要人発言で為替相場が変動するものと思われます。

ドル円
日銀が利上げを行っても、大きな為替変動は起こらないのでは
ユーロ円
引き続きユーロ高の状況が続く可能性大
豪ドル円
高金利通貨人気で高値が続くか?
NZドル円
金利高で人気がありますが、要人発言に注意!
英ポンド円
予想外の利上げで強含む
ただし、乱高下の可能性も

世界景気に大きな影響を与える2007年の米国経済は、昨年よりは減速が予想されています。最も大きな懸念は住宅販売指数などの落ち込みです。
ただし、日本の失われた10年のようなバブル後の長期低迷は起こらないと思われます。米国は移民の流入で今でも人口増が続いており、実需の住宅需要があります。住宅関連指数の落ち込みも比較的短期に収束すれば引き続き米国経済の上昇が見込まれます。

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