秋口の日本景気を展望
全産業機械受注実績推移(参照:経済社会総合研究所)
先日内閣府より発表された2006年7月の機械受注統計では、前月比−16.7%の大幅な減少となりました。
機械受注統計は景気の先行指数と言われており、日本経済の先行きにいささか懸念を抱く結果になっています。
日銀福井総裁が9月の定例記者会見で、踏み込んだ発言がなかったことや国内物価動向(CPI)を見てもインフレどころか、景気の一服感の方が強くなってきたように感じます。
この機械受注統計やこのところの経済指標動向で、債券が買われ株式がさえない動きとなっています。
為替にとっては円安基調が続くかどうか、今週末シンガポールで開かれるG7の議論が気になるところです。