FRBは8月8日のFOMC(米連邦公開市場委員会)で、FF金利の誘導目標を5.25%に据え置きました。

FRB今後の金利動向予想

FRBは8月8日のFOMC(米連邦公開市場委員会)で、FF金利の誘導目標を5.25%に据え置きました。2年余り続いた連続利上げ局面が変換点をむかえたと言えます。

FRBが今回FF金利を据えおいたのは次の要因が考えられます。

  1. 4月以降の各種経済指標の低下
  2. 市場が金利据え置きを織り込んだ

今回、FRBがFF金利を据え置いたことで、 市場の関心は今後FRBが金利引き上げを打ち止めるのか、金利引き上げを再開するのかに向かっています。

私の予想では、経済動向を先取りすると言われている労働賃金の上昇率が鈍化していることやコアPCEデフレーターが比較的落ち着いているかぎり、年内利上げは見送られる可能性が高いと見ています。

どちらにしろ、FRBは今後も市場との絶妙なコミニケーションを保ちつつ為替政策を取るものと思われます。
今後も米経済指標などを注意深く観測されることが必要です。