しばらく円/ドル相場は揉み合いが続きそうです。しかし、経済指標でのサプライズ、要人発言などで大きく相場が動くこともあります。

ドル/円揉み合い相場か

北朝鮮による核実験報道により地政学的リスクが高まり、このところドル高が進んでいましたが、国連の北朝鮮制裁が全会一致で決まり、やや落ち着いてきました。
今後のドル・円の為替相場を検討してみましょう。

最近の経済情勢の中に、為替相場を占ういくつかの要因があります。

●ドル高材料
対米証券投資
10月発表の8月対米証券投資額はネットで1167億ドルの流入超過となり、
過去最大の流入額
インフレ圧力
9月のPPI,CPIとも前月を上回りインフレ圧力が残っている
住宅着工増加
落ち着くかに見られた住宅着工件数は、8月再び大幅に上振れし
前月比+5.9%となる
●ドル安材料
ロシアの外貨準備
露中銀当局者の発言として、外貨準備の多様化に言及したと言われている。
ロシアではこれまで0だった円も外貨準備として蓄える見込み
米企業マインド
米フィラデルフィア製造業景況指数は2ヶ月連続で悪化

これらを見ると、強弱入り交じった材料です。
この先、10月25日のFOMC声明が気になるところです。9月のCPIは上昇しましたが、原油が値下がりしたことで、現状維持となる公算が大きいです。

ドル/円はしばらく揉み合いが続きそうですが、新築住宅販売や消費者物価指数(CPI)等の経済指標、要人発言にはご留意下さい。

関連情報リンク

為替相場の変動要因
為替レートの形成に影響するいろいろな要因を分析